多用途AIいっぱいある
「ChatGPT」「Copilot」「Gemini」などチャット機能のあるAIが「Google」「Bing」などの検索エンジンに搭載されていて、それらの検索エンジンを搭載したブラウザとして「Google Chrome」「Microsoft Edge」「Arc Search」などがある。そしてそれぞれ独立したアプリがある。
例えばCopilotを使ってみよ〜〜って思ったとき、Copilot(チャットボット)・Bing(検索エンジン)・Microsoft Edge(ブラウザ)あるいはWeb版という選択肢がある。どれ使えばいいのかわからんくなったので全部試してみることにした。
比較対象は上述した各種サービスの無料版、そしてiOSで使えるもの。
普段使いしてるAIたち
ChatGPT
文章を考えてもらったり、判然としないことを詳しく聞いたり、英文添削してもらうときなどに使っている。日本語理解力もあるし返答も自然である。
検索機能がないので検索系AIにはその点で劣るが、最新情報ではなく他者の知見に頼りたいときには普通に便利。
Arc Search
Google Chromeを多機能にしたようなもの。UIは洗練というより未来的。
一番便利なのが複数のWebページを一つのテーマに沿って要約してくれる機能。例えばアプリについて調べたら、いろんなサイトから特徴・メリット・デメリットなどを集めて1ページにまとめてくれる。
単一の記事を要約してくれる機能も便利。Webページによっては要約できないこともあるけど。
ページをブックマークする機能が別アプリとして独立してしまっているので、統合したらいいなと思ってる。
Google系
開発がAndroid寄りなのでiOSには向いていないかもしれない。日本語に弱い感じも若干ある。
Gemini
iOSだと独立したアプリがなく、Googleアプリから利用することになる。
他と比較して特徴的なのは、Geminiからの回答を短い文にしてもらうとか、専門的な回答にしてもらうとか後から変換できる。そして回答内容にちゃんとしたソースがあるかをGoogle検索で調べてくれる機能がある。
Webページを要約する機能があるが、GeminiにURLを渡したら回答が英語で返ってきた。URLがアルファベットなせいだと思う。言語設定は変更できるとGeminiは言っているが、説明がわかりにくくて変更できなかった。「ドロップダウンメニューから設定のページを開いてください」って言われてもドロップダウンメニューがまず見つからん。
もしかしたらAndroid向けの説明をしてるのかな〜とも思った。
Googleアプリ
ワンタップでGoogle検索画面→Geminiの画面に切り替えができる。GeminiをiOSで使うならこれが一番便利そう。
Googleアプリ自体は検索・コンテンツの保存・通知・Geminiくらいしか機能がないのでシンプルだが、検索バーの下におすすめの記事一覧が出てくるタイプの検索エンジンのため見た目はシンプルではない。
Google Chrome
Gemini拡張機能の入れられるらしいが拡張機能の設定画面がみつからんくて断念した。
Microsoft系
ビジネス向けに強化されたAI、Copilotがある。例えば文章作成、データ分析、プロジェクトの計画などを手伝ってくれる。
ChatGPTと違って「前回の回答を踏まえた回答」みたいなのはできていない気がする。
Copilot
チャットボット単体のアプリ。Bingに入っているCopilotをそのまま取り出したような感じ。
Geminiと似た機能で、回答の方向性を創造的にするか専門的にするか中間的にするかを事前に選ぶことができる。それから回答ごとに情報ソースとなるリンクをつけてくれる。
自由形式なチャットボットが基本だが、「休日お出かけプラン」「料理に関するアシスタント」「フィットネストレーナー」という特定のテーマを持つチャットボットもある。テーマに沿った適切な返答が返ってきて便利そう。
Bing
UIがかわいい。しかし天気予報やニュースなどのウィジェットが検索バー下部に表示されていたり、ツール類も多いのでシンプルという感じではない。
Webページの要約はちゃんと日本語箇条書きで返ってくるが、今開いているページを要約してほしいってときもURLをCopilotにコピペしにいかないといけないんだよな。「このページを要約する」みたいなボタンが見当たらない。しかし別のブラウザアプリからだと共有欄に「Bingチャットで分析する」というボタンがあり、そこから簡単に要約できる。Bingアプリ内にはこれがない。
Copilotアプリよりも良い点がExplore AIというツールである。AIに対する質問例がいっぱい示されているので「AIを使って何ができるか」がわかりやすい。Twitterの投稿を書くとか夢の内容を解釈するとか、特定のスタイルでイラストを描くとかいろんなアイデアが羅列されている。
Microsoft Edge
Bingの逆で、かわいくはないんだけど表示がシンプル。余計な情報が少なくてビジネス感がある。
ここでもCopilotは使えるが、BingとEdgeは好みで切り分けやすいかも。
結論
iOSだとGemini系は相性悪そうなので候補から外す。
Copilotは一番シンプルなのがCopilotアプリだけど、いろんな使い方がしたいならBingが一番アイデア豊富で遊びやすい。やろうと思えばソロジャーナルみたいな遊び方ができると思う。
- AIに聞きたい質問・課題が明確なときは柔軟・安定感のあるChatGPT
- 暇つぶしやアイデアが欲しいときはBingのCopilot
- Webページ要約はArc Search
おまけ:PC版
ChatGPTはスマホアプリとブラウザ版で機能の違いはなさそうだが、ArcとBingは機能が違う部分がある。
Mac版のArc
スマホアプリもいいけどこっちもおすすめしたい。私はArcのウィンドウ内でほとんどの作業が完結するようになってたのしい。
簡潔にいうとGoogle Chromeをかわいく多機能にしたやつ。UIのカスタマイズ性はかなりすごくて、ArcのUIだけでなくWebサイトのUIにおいても色・フォントの変更ができる(Boost機能)。機能面ではデベロッパーツールが使えるというChrome由来の機能に加え、共有可能なテキストを作成できるNote機能、簡単な図を書くことができるEasel機能などがある。
Boost機能で色・フォントを変更した記事ページ
あとはよく使うアプリCraft、Notionのブラウザ版をブクマしておけばこのウィンドウ内で大抵のことは完結する。ChatGPTチャットボットも搭載されている。ウィンドウをいくつも開いて作業するとき、少しでもツールがまとまってくれているとウィンドウ配置の手間が減って助かる。
ブラウザ版のBing
ブラウザ版BingのCopilotにはノートブックという機能があった。使いこなし方がわからないけど、多分文章や箇条書きで書いた内容を表にまとめてもらったり、修正してもらったりといった「長文の整理」に向いているんだと思う。このへんは仕事で役立つかんじがするな。
